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2024.12.31

着付け

着物の着付けは男女で異なる!男性と女性の着付けの違いについて解説

着物の着付けは慣れないとなかなか難しいものです。さらに、男女でそもそも着物の作りが異なり、着付け方、カッコイイ着方も違いがあるのです。

今回は、男女の着付けの違いや男女の着物の違いについて解説していきます。

男女の着物の作りの違い

男女の着付けの違いについて解説する前に、男女の着物の違いについて見ていきましょう。

身八つ口の有無

男性の着物、女性の着物の作りで大きく異なるのは、身八つ口と呼ばれる部位になります。

身八つ口とは、袖付けの下部分に続く身頃脇のあいているところで、14cm前後あいています。

女性はこの身八つ口と呼ばれる部分がありますが、男性にはありません。ちなみに、子供の着物は男女関係なく身八つ口があります。女性の着物に身八つ口があるのは、お端折りをする際に必要な開きであり、幅広な帯で固定される上半身(特に腕)の可動域を広げるために必要な開きだと考えられています。子供の身八つ口は付紐通しのために必要だとされています。

胴裏の有無

女性の袷の長着の裏には胴裏と呼ばれる布地が八掛とは別に付けられています。袖裏、前身頃裏、後身頃裏、裏衿、衽の上部に用います。これに対して男性の着物には胴裏が使われません。袖口、裾、上前の衽にだけ裏地を付けて仕立てる方法を用いており、これを特に人形仕立てなどと呼ぶことがあります。袷のように見えますが、胴裏が無い分軽快であり、女性よりも行動範囲が大きい男性に適した仕立てだとされているのです。

お端折りの有無

男性の着物は基本的に対丈で仕立てます。そのため、女性の着物に見られるようなお端折りは出てきません。逆に女性の着物はお端折りを作るために、着丈よりも15cmから20cmほど長く仕立てられています。

男女の着付けの違い

上記で確認したように、男女の着物の仕立て方にはかなりな違いがあるのです。仕立てに違いがあるということは当然着付け方にも違いが出てきます。

衣紋の抜き加減

女性は衣紋を抜いて着物を着ますが、男性が衣紋を抜くことはありません。男性の着付けでは衿はぴったりと首につけ、きりっとした印象を出すようにします。

男性は伊達締めを使用しない

男性の長襦袢、着物を着付ける際には、伊達締めは使用しません。そもそも胸紐をしようしないので伊達締めは必要ないのです。対して女性は胸紐を使用するので伊達締めが必要になってきます。

衿合わせと裾決め

女性は着物を着る際に、まず裾を決めて腰紐で着物を固定し、それから衿合わせを行います。しかし男性は着物が対丈のため、裾位置を決める必要がありません。むしろ、衿合わせだけをきちんと確認し、腰紐で着物を固定させれば、着物までの着付けが完了します。女性は衿合わせの後、お端折りを整える作業をし、伊達締めで固定します。

腰紐の結ぶ位置

腰紐を結ぶ位置は、女性の場合、おへその位置に腰紐の中心をあてがい、紐が腰骨にかかるようにしながら後はやや高めに交差させ、前脇で締めます。これに対し男性は、腰紐は前下がりにあてがい下腹を上に押すようなイメージで紐を後ろで高めに交差させ、前脇で締めます。横から見て紐が後ろ上がりになるよう結ぶのが良いとされており、これは帯を結ぶ際も同様です。

帯板の有無

着物が着付けられたら、帯の着付けへと移行します。この際、女性は帯板を使用しますが、男性は帯板を使用しません。

男女の帯の違い

男性の帯は角帯と呼ばれる細い帯を用いるのに対し、女性は名古屋帯や袋帯といった帯幅が身幅分ある帯を用います。男性の基本的な帯結びは貝の口と呼ばれるもので、目立ち過ぎず、上品な仕上がりが粋なものになります。対して女性の帯結びはお太鼓系が一般的なものになります。名古屋帯であればお太鼓結び、袋帯であれば二重太鼓結びと、用いる帯によっても結び方が異なります。成人式などの振袖には立て矢系や文庫系などのお洒落な飾り帯結びを締め、華やかさを演出します。お太鼓系であれその他の帯結びであれ、基本的に帯枕、帯揚げ、帯締めを一緒に用いて帯を結び固定します。帯結びで小物を使うのも男性の帯結びとの大きな違いだと言えるでしょう。

男女の着付けでは時間に差が出る

カップルで着物レンタル

ここまで男女の着物の違い、男女の着付けの違いについて見てきました。男性の着付けは着物にしろ帯にしろ、女性のものよりも単純だと感じた方も多いのではないでしょうか。実際、男性の着付けは女性の着付けよりも簡単なので、時短で終わらせることができます。女性の着付け時間を20分とすると、男性の着付け時間は10分といったところでしょう。さらに、女性はヘアセットにも時間がかかるので、女性30分、男性10分と時間の差が出てしまうのです。

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まとめ

今回は、男女の着付けの違いについて、着物の違いも含めて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

男女の着物は、違いが意外と多いと思われたかもいるかもしれません。着物の仕立て方に違いがあるからこそ着付けにも違いが出てくるということが分かりましたね。男性の帯結びの定番である貝の口は女性の半幅帯の結び方でも用いられる結び方なので、気になる方はぜひチェックしてみて下さいね。

京都着物レンタル和楽の店舗情報

祇園店

住所:〒605-0073 京都府京都市東山区祇園町北側238-2

アクセス:京阪本線「祇園四条駅」徒歩1分・阪急京都線「京都河原町駅」から徒歩4分

営業時間:9:30~18:00 (最終着付け受付時間16:00、最終返却時間17:30)

「祇園店のホームページ」

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記事の著者 京都着物レンタル和楽 (運営会社:株式会社和楽)

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